「アジフライの聖地」松浦市で今回私たちが訪れたのは松浦魚市場内だけに限られてしまったが、そこには様々なこだわりを持った料理人が腕を振るう食堂・レストランがあった。
松浦市のPRが功を奏し、アジフライを求めてやってくる観光客も増えている。
「アジフライを求めてやってくるお客様に対し、がっかりさせるわけにはいかない」、「市場で働いている方々には腹いっぱい食べてもらいたい」と、お客様への感謝の気持ちを胸に、日々奮闘されている姿は話の中から容易に想像できた。
また、西日本魚市場株式会社は「高度衛生管理型魚市場」・「開かれた市場」として、これからも「アジの水揚げ量日本一」を維持し続けるとともに、これまで以上に安心・安全な魚を提供する事で松浦市に貢献していく考えを持たれていた。
我々漁業者の多くは、獲れた魚が消費者の口に入る所や、そのときの美味しそうな顔を見る事は難しい。しかし、自分達が漁獲した魚も人々を笑顔にしているということを認識し、日々の活力としながら操業を行い、魚を供給していく事でアジの水揚げ日本一に今後も貢献していく事は出来るのではないだろうか。
最後に、私達素人インタビュアーの質問に真摯にお答え頂いた、松本康明常務・荒山正志店長・坂本義江様に感謝申しあげます。
余談…松浦市はサバサミットの開催地(2018年)となったこともあり、冬場のサバも絶品です。