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特集 第八十一源福丸

竣工と初出港を記念して

三保造船所(静岡市)で建造中の兼井物産株式会社の海外まき網漁船「第八十一源福丸」が、令和2年11月に竣工し、翌年1月には長崎港でのお披露目を終え、初の操業に向けて出港いたしました。

新船建造を記念して「第八十一源福丸」をご紹介させていただきます。

第八十一源福丸とは

「第八十一源福丸」という船名は、1956年(S31)に東シナ海の漁場開発のために建造された漁船を初代とする歴史ある名前です。

1966年(S41)に2代目が遠洋トロール船として建造されました。

1981年(S56)に建造された3代目が、海外まき網漁船としては初代となります。そこから1990年(H02)に2代目、2004年(H16)に3代目が建造されました。そして現在、2020年(R02)に4代目が建造され、新船が建造されるたびにこの「第八十一源福丸」という船名が継承され、年間水揚数量及び金額、帰港日数で、伝説的な記録を打ち立ててきました。

[ 建造年表 ]

建造年 代目 説明
1956年 (S31) 初代 東シナ海の漁場開発に貢献(234t)
1966年 (S41) 2代目 遠洋トロール船(1499t)
1981年 (S56) 3代目 海外まき網漁船として初代(499t)
1990年 (H02) 4代目 海外まき網漁船として2代目(349t)
2004年 (H16) 5代目 海外まき網漁船として3代目(349t)
2020年 (R02) 6代目 海外まき網漁船として4代目(760t)

主要目

全長
 79.61 m
登録長
 73.89 m
垂線間長
 70.00 m
型幅
 14.00 m
型深
 5.70 m / 8.30 m
満載喫水
 5.572 m
総トン数
 (国内)760 t / (国際)1,788 t
定員
 30 人
速力(公試最大)
 16.167 kt
速力(航海)
 15.200 kt
燃料油槽
 567.88 ㎥
潤滑油槽
 18.76 ㎥
清水槽
 37.62 ㎥
雑用清水槽
 23.11 ㎥
魚艙(ベール)
 1,781.82 ㎥
魚艙(グレーン)
 1,932.94 ㎥
冷凍装置
 10 基
冷凍能力(B凍結)
 65.0 t / 1 台 / 24 H
冷凍能力(PS凍結)
 12.5 t / 1 台 / 10 H
船型
 球状船首付二層甲板船
 船首機関型
 魚群探索用ヘリコプター搭載可能

船舶案内

ギャラリー

最後に

ここまでご閲覧いただき、
ありがとうございました。

今回は兼井物産株式会社の、
海外まき網船「第八十一源福丸」を、
ご紹介させていただきました。
皆様にご興味を持っていただければ幸いです。

今後も当社グループ所属船と第八十一源福丸の、
「操業安全・航海安全」
に努めてまいります。

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