海外まき網漁業とは

探索方法について

魚の探索方法についてはおおきく2つの方法があります。

  • 【 ハネ群れ 】
    カツオが餌となる小魚を探すために海深くから勢いよく浮上してくる際に海面が白く波立つ様子、または群れの上空を鳥が旋回している様子から魚群を発見する方法。
  • 【 流れ物 】
    カツオやマグロは海上に浮かぶ浮遊物の周囲に集まる習性があるので、浮遊物の周辺を探索し魚群を発見する方法。

操業方法について

【 1 】

操業方法について01魚の群れが見つかったら漁船から網の繋がったレッコボートを降ろし、漁船が群れを大きく取り囲むように旋回して網を巻いていく。

【 2 】

操業方法について02網を巻き終わったら、徐々に海底側の網のワイヤーを巻き上げ、口を絞っていく。

【 3 】

更に絞込みを進め、タモ網で魚を積み込み速やかに冷凍します。

冷凍方法

PS凍結について

PS凍結とは

生きたままの漁獲物をマイナス20℃のブライン溶液(濃い塩水)で急速冷凍し、速やかに最低空冷状態(-45℃)で保管する凍結方法です。

※ ブライン溶液を使用し凍結する方法をブライン凍結といいますが、PS凍結はこのブライン凍結で生きたままの漁獲物を使用するという違いがあります。

PS凍結した漁獲物の用途

鮮度が良好なため、刺身・たたきなどの生食用に利用されます。

※ ブライン凍結の場合は、鰹節・缶詰などの加工原材料に使用されます。